11日、東京都新宿区霞ヶ丘町の新国立競技場建設予定地内で新国立競技場の起工式が行われた。

新国立競技場は木材を多用したデザインが特徴的で、「杜のスタジアム」がテーマとなっている。

起工式には安倍晋三首相や小池百合子東京都知事のほか、丸川珠代五輪大臣や設計を担当した建設家の隈研吾氏らが出席した。

首相官邸公式HPによると、安倍首相は次のように挨拶をされています。

本日ここに、新国立競技場整備事業起工式が挙行されるに当たり、一言御挨拶を申し上げます。
昨年7月、旧整備計画の白紙撤回に際し、私は、新国立競技場を国民、そしてアスリートから祝福されるものにする、世界の人々に夢と感動を与えられるような場にしていくと申し上げました。
その後、関係者の皆様の御尽力により、アスリートを第一とし、世界最高のユニバーサルデザインを備え、周辺環境等との調和や日本らしさを取り入れた、新しい競技場の姿が描かれてまいりました。その姿は、この神宮外苑や旧国立競技場の歴史を受け継ぎ、新時代のスポーツと文化を発信する競技場として生まれ変わると私たちに強く確信させてくれるものであります。
先般のリオデジャネイロ大会は、日本選手団の大活躍により、幕を閉じました。ブラジルから引き継いだバトンを手に、東京オリンピック・パラリンピックを、世界一の大会にしなければなりません。夢と希望を分かち合う大会、誇れるレガシーを創出し、日本の力を世界に発信する大会、我が国の『未来』を切り拓く大会にしていかなければなりません。
新しい国立競技場は、正にその舞台にふさわしいスタジアムです。4年後、多くのアスリートが、この競技場で、自己の限界に立ち向かい、人や社会を元気にしてくれると信じています。
いよいよ建設工事が本格化しますが、今日に至るまでの関係各位の御努力に対し、心より敬意を表します。これより、日本スポーツ振興センター、その他関係者の協力の下、新しい国立競技場が無事竣工し、新時代のスポーツと文化を発信する拠点となっていくことを心より祈念いたしまして私の挨拶とさせていただきます。

新国立競技場に関しては、オリンピックのエンブレム同様に最終決定までに二転三転した経緯がある。当初のデザイン案では総工費の見積が2,520億円とも、3,000億円超とも言われ、計画を大幅に変更して予算上限を1,550億円として国際コンペを実施して決定した。

予定よりは1年2ヶ月遅れの今月1日に着工開始した新国立競技場は、2019年11月の完成を目指している。なお、東京オリンピックの一年前である2019年9月に行われるラグビー・ワールドカップのメイン会場としての使用も予定している。